にしサハラ【西サハラ】 アフリカ大陸(たいりく)北西部(ほくせいぶ)のサハラ砂漠(さばく)西端(せいたん)に広(ひろ)がる地域(ちいき)。かつてスペイン領(りょう)サハラだったが、1976(昭和(しょうわ)51)年にスペインが領有権(りょうゆうけん)を放棄(ほうき)し、モロッコとモーリタニアが分割統治(ぶんかつとうち)した。1979年にモーリタニアが領有権(りょうゆうけん)を放棄(ほうき)し、現在(げんざい)は実効支配(じっこうしはい)するモロッコと独立(どくりつ)を主張(しゅちょう)するポリサリオ戦線(せんせん)のサハラ=アラブ民主共和国(みんしゅきょうわこく)との紛争(ふんそう)が続(つづ)いている。ほとんどが砂漠(さばく)で覆(おお)われ、ベルベル人(じん)がラクダや羊(ひつじ)などの遊牧生活(ゆうぼくせいかつ)をおくっているほか、オアシスでのナツメヤシの栽培(さいばい)が行(おこな)われている。