地質時代の区分で,古生代の6番目(最終紀)の時代。約2億9900万年前から2億5100万年前の時代。2層に細分できることからこの名がついた。化石にとんだロシアのペルム地方を模式地とし,ペルム紀ともいわれる。石炭紀との境界はフズリナ類の種類のちがいで,三畳紀との境界はアンモナイトの型のちがいで分けている。海生無脊椎動物の大部分のものはペルム紀後期には滅亡,両生類・原始的は虫類は中生代へとつづく。植物はシダ類や裸子植物がしげる。日本の古生代の化石,フズリナ・サンゴなどは,大部分がこの時期のものである。