にじょうよしもと【二条良基】 (1320〜1388)南北朝(なんぼくちょう)時代の公卿(くぎょう)・歌人。北朝に仕えて,太政大臣(だいじょうだいじん)・摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)にまで進んだ。和歌を学んだが,とくに連歌(れんが)(何人もの人が短歌の上(かみ)の句(く)と下(しも)の句(く)を交互(こうご)によみつづけるもの)にすぐれ,最初(さいしょ)の連歌(れんが)集『菟玖波集(つくばしゅう)』をまとめた。また連歌(れんが)の表現(ひょうげん)形式をうちたて,連歌(れんが)を芸術的(げいじゅつてき)に高めることにつくした。