1951(昭和26)年に日本輸出入銀行法にもとづいてもうけられた,全額政府出資の政府系金融機関。貿易依存度の高いわが国では,第二次世界大戦後の経済復興を進めるうえでも,外国貿易の振興がまず必要であった。そこで,一般の金融機関が行う輸出入金融や海外投資金融を助けるために設立された。1999年10月1日,海外経済協力基金と統合し,国際協力銀行となった。2008年10月,国際協力銀行のうち,国際金融業務は新たに設立される株式会社日本政策金融公庫に,海外経済協力業務は今ある独立行政法人国際協力機構に統合され,国際協力銀行は廃止された。⇒国際協力銀行