にほんのうみんくみあい【日本農民組合】 1922(大正11)年につくられた最初(さいしょ)の農民(のうみん)組合の全国組織(そしき)。略称日農(りゃくしょうにちのう)。賀川豊彦(かがわとよひこ)・杉山元治郎(すぎやまもとじろう)が中心になって結成(けっせい)。はじめ253人の組合員が2年目には5万人以上(いじょう)に発展(はってん)し,小作料(りょう)引き下げの要求(ようきゅう)や,土地取り上げに対抗(たいこう)して小作米を金にかえて預金(よきん)し共同管理(きょうどうかんり)するなどの戦術(せんじゅつ)で,地主を苦しめた。