ニュートリノ 素粒子(そりゅうし)の一種(いっしゅ)。ふつうν(ニュー)で表す。中性微子(ちゅうせいびし)ともいう。電気的(でんきてき)には中性(ちゅうせい)で,静止(せいし)質量(しつりょう)はひじょうに小さいと考えられている。電子ニュートリノ・μ(ミュー)ニュートリノ・τ(タウ)ニュートリノがあり,これらの反ニュートリノが存在(そんざい)する。◇歴史的(れきしてき)には1931年パウリによって,β崩壊(ベータほうかい)のさいの放出電子のエネルギースペクトルを説明(せつめい)するためにこの粒子(りゅうし)が仮定(かてい)された。現在(げんざい),実験的(じっけんてき)にもその存在(そんざい)がたしかめられている。