*にんぎょうじょうるり【人形浄瑠璃】 浄瑠璃(じょうるり)(主として義太夫節(ぎだゆうぶし))と,三味線(しゃみせん)の伴奏(ばんそう)で人形をつかう日本独特(どくとく)の演劇(えんげき)。江戸(えど)時代にはあやつり浄瑠璃(じょうるり)・あやつり芝居(しばい)などといったが,明治(めいじ)時代以後(いご)人形浄瑠璃(じょうるり)とよばれ,現在(げんざい)は文楽(ぶんらく)の名でよばれる。コーチ17世紀(せいき)はじめに,三味線(しゃみせん)の伴奏(ばんそう)による語り物の芸(げい)と人形あやつりの芸(げい)がむすびついて生まれたもので,17世紀(せいき)後半に竹本義太夫(たけもとぎだゆう)が新しく工夫した義太夫節(ぎだゆうぶし)を始め,これがひじょうな人気を得(え)たため,人形浄瑠璃(じょうるり)といえば義太夫(ぎだゆう)による人形芝居(しばい)をいうようになった。