0歳から小学校に入学する前の乳幼児に教育と保育を提供し,地域の子育て支援を行う施設。主に内閣府の管轄の下,2006(平成18)年に設置された。都道府県知事の認定を受けた施設で,保護者が働いている,いないにかかわらず利用できる。以前は,「幼稚園は教育,保育所は保育」という役割分担がみられたが,核家族や共働き世帯の増加などにともない,制約がなく,より充実した教育・保育を求める声が高まり,両施設の役割をもつ新しい施設が求められるようになった。この声に応えるとともに,待機児童対策の一環として,認定こども園が誕生した。乳幼児を預かるだけでなく,子育てをしている家庭の相談にのったり,集う場所を提供したりする役割をもつのが特徴。