*ねんじゅうぎょうじ【年中行事】 家族・村落・国家などの社会集団(しゅうだん)を単位(たんい)として,一定の暦(こよみ)にしたがって,毎年くりかえされる儀礼(ぎれい)。日本では,農耕(のうこう)など生産過程(せいさんかてい)にともなった行事が古くからあり,とくに稲作(いなさく)にともなう儀礼(ぎれい)が多い。年中行事には,正月・小(こ)正月・節分(せつぶん)・初午(はつうま)・雛(ひな)祭り・彼岸(ひがん)・端午(たんご)の節句(せっく)・七夕(たなばた)・お盆(ぼん)・月見などがあり,人々の生活のリズムとなっていた。◇「ねんちゅうぎょうじ」ともいう。