**のう【脳】 神経管(しんけいかん)の前端(ぜんたん)が発達(はったつ)したもので,神経(しんけい)作用の中心となる部分。脊髄(せきずい)とともに中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)を構成(こうせい)する。脳(のう)は前脳(ぜんのう)・中脳(ちゅうのう)・りょう脳(のう)の3部分からなり,前脳(ぜんのう)からは端脳(たんのう)と間脳(かんのう)が,りょう脳(のう)からは小脳(しょうのう)と延髄(えんずい)とが分化する。これらの5つの部分のうち,端脳(たんのう)は動物により発達(はったつ)に大きな差(さ)が生じ,魚類(るい)では臭覚(しゅうかく)に関係(かんけい)する臭脳(しゅうのう)だけであるが,哺乳類(ほにゅうるい)では臭覚以外(しゅうかくいがい)の感覚(かんかく)や高等な精神(せいしん)作用に関係(かんけい)する大脳(だいのう)へと発達(はったつ)する。コーチ 脳(のう)は,ヒトでは新生児(しんせいじ)で約(やく)400g,成人(せいじん)で1200〜1400gで,外側(がわ)は脳膜(のうまく)につつまれている。