*のうがく【能楽】 日本の古典芸能(こてんげいのう)の1つ。平安時代から行われた猿楽(さるがく)と田楽(でんがく)から発達(はったつ)した演劇(えんげき)で,室町(むろまち)時代に観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)父子が3代将軍(しょうぐん)足利義満(あしかがよしみつ)の保護(ほご)を受けて,気品の高い舞台芸術(ぶたいげいじゅつ)に完成(かんせい)させた。現在(げんざい),観世(かんぜ)・宝生(ほうしょう)・金剛(こんごう)・喜多(きた)・金春(こんぱる)の5流派(りゅうは)がある。◇能(のう)とよばれたが,明治(めいじ)時代以後(いご)に能楽(のうがく)とよぶようになった。