のと【能登(国)】 石川(いしかわ)県北部の旧(きゅう)国名。北陸道(ほくりくどう)の1国。国府(こくふ)と国分寺(こくぶんじ)は今の七尾(ななお)市におかれた。略称(りゃくしょう)「能州(のうしゅう)」。はじめ越前(えちぜん)国や越中(えっちゅう)国に属(ぞく)したが,757年に一国となった。中世,北条氏(ほうじょうし)・畠山氏(はたけやまし)が守護(しゅご)となり,戦国(せんごく)時代末期(まっき)からは前田氏(まえだし)が領有(りょうゆう),江戸(えど)時代には加賀藩(かがはん)の支配(しはい)を受けた。