バクーゆでん【バクー油田】 アゼルバイジャン共和国(きょうわこく)東部に分布(ぶんぷ)する油田の総称(そうしょう)。バクー付近(ふきん)とカスピ海の海底(かいてい)から採掘(さいくつ)。1870年代から開発され,1901年にはロシアの産油量(さんゆりょう)の95%,世界の産油量(さんゆりょう)の50%を産出(さんしゅつ)。ソ連(れん)の誕生(たんじょう)後は,各地(かくち)で油田が開発され,石油生産(せいさん)の中心的地位を西シベリアに明(あ)け渡(わた)した。近年油井(ゆせい)はカスピ海の中央部に移(うつ)っている。