はせくらつねなが【支倉常長】 (1571〜1622)江戸(えど)時代(じだい)の仙台藩(せんだいはん)士(し)。藩主(はんしゅ)伊達政宗(だてまさむね)の命令(めいれい)で,遣欧使節(けんおうしせつ)として1613年(ねん)に日本(にほん)を出発(しゅっぱつ),メキシコをへて,翌年(よくねん)スペインに到達(とうたつ)。国王(こくおう)フェリペ3世(せい)に政宗(まさむね)の手紙(てがみ)をわたし,1615年(ねん)にはローマへ行(い)き,教皇(きょうこう)パウロ5世(せい)に謁見(えっけん)した。通商(つうしょう)開始(かいし)などの目的(もくてき)ははたせず,1620年(ねん)に帰国(きこく)。晩年(ばんねん)はめぐまれなかった。