はたご【旅籠】 江戸(えど)時代,本陣(ほんじん)・脇本陣(わきほんじん)以外(いがい)に旅人を宿泊(しゅくはく)させたところ。旅籠(はたご)屋ともいう。はじめは宿泊(しゅくはく)だけさせて,食事は燃料(ねんりょう)代(木賃(きちん))をはらって自分でつくる木賃(きちん)宿が多かったが,しだいに食事つきがふつうになり,これを「旅籠(はたご)」とよんだ。交通量(りょう)の多い街道(かいどう)には,専業(せんぎょう)の旅籠(はたご)が軒(のき)をならべた。