はちょう【破調】 短歌・俳句(はいく)用語。強い表現効果(ひょうげんこうか)をもとめて,5・7・5・7・7の短歌(和歌)の定型(ていけい)や,5・7・5の俳句(はいく)の定型(ていけい)を,あえてくずしてよむことをいう。字あまり・字足(た)らずなどをふくめることもある。 用例 「ものいは(わ)ぬ四方(よも)の獣(けだもの)すらだにも 哀(あわ)れなるかなや親の子を思ふ(う)」(源実朝(みなもとのさねとも))。「木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ」(加藤楸邨(かとうしゅうそん))