*はやしらざん【林羅山】 (1583〜1657)江戸(えど)時代初期(しょき)の儒学(じゅがく)者。京都(きょうと)に生まれ,建仁寺(けんにんじ)で僧(そう)として仏教(ぶっきょう)を学んだ。やがて藤原惺窩(ふじわらせいか)に朱子学(しゅしがく)を学び,その推(すい)せんで徳川家康(とくがわいえやす)に仕え,4代の将軍(しょうぐん)にわたって幕府(ばくふ)の政治(せいじ)・外交に参画(さんかく)した。コーチ 羅山(らざん)の努力(どりょく)で朱子学(しゅしがく)は幕府公認(ばくふこうにん)の学問とされ,子孫(しそん)は代々,大学頭(だいがくのかみ)(幕府(ばくふ)の学問の責任(せきにん)者)となる。