ハーリー 沖縄県(おきなわけん)で毎年(まいとし)5月か6月に行(おこな)われる,伝統的(でんとうてき)なボートレース祭(まつ)り。15世紀頃(せいきころ)の琉球王国(りゅうきゅうおうこく)時代(じだい)に中国(ちゅうごく)から伝(つた)わったとされる。豊漁(ほうりょう)や航海(こうかい)の無事(ぶじ)をいわう祭(まつ)りだが,現在(げんざい)は観光(かんこう)イベントとしても人気(にんき)が高(たか)い。沖縄県各地(おきなわけんかくち)で行(おこな)われており,那覇(なは)ハーリーが最大(さいだい)。那覇(なは)ハーリーでは龍(りゅう)の彫刻(ちょうこく)が施(ほどこ)された色鮮(いろあざ)やかなボートが使用(しよう)され,その他(た)の地域(ちいき)ではサバニとよばれる伝統漁船(でんとうぎょせん)が使用(しよう)されることが多(おお)い。糸満市(いとまんし)などでは「ハーレー」とよばれる。◇長崎市(ながさきし)などでは,同様(どうよう)のボートレース祭(まつ)り「ペーロン」が行(おこな)われている。