はんすう【反<芻>】 ウシ目(もく)の多くの草食動物が,いったん飲みこんだ食物をもう一度口にもどして,よくかみなおしてから食べること。反すう動物の胃(い)は,3〜4室に分かれ,はじめに飲みこんだ食物は,第1胃(い)にたくわえられ,これが第2胃(い)でだんご状(じょう)にされて,食道を逆行(ぎゃっこう)して口にもどされ,十分かみくだかれてから,ふたたび飲みこみ第3胃(い)に送りこまれ,以下(いか)第4胃(い)をへて,腸(ちょう)に送られる。コーチ 反すうは,いそいで草を食べ,安全な場所に移動(いどう)してからゆっくり消化するように適応(てきおう)したしくみと考えられる。