*はんれいがん【はんれい岩】 深成岩(しんせいがん)の一種(いっしゅ)で,すべてはん晶(しょう)からなる粗粒(そりゅう)の岩石。二酸化(にさんか)ケイ素(そ)が50%前後,有色鉱物(こうぶつ)の量(りょう)が40〜70%の苦鉄質(くてつしつ)で,火山岩の玄武岩(げんぶがん)に相当する組成(そせい)をもつ。おもに無色鉱物(むしょくこうぶつ)である斜(しゃ)長石と,有色鉱物(こうぶつ)である輝石(きせき)・カンラン石・角セン石・磁鉄鉱(じてっこう)などをふくむ。大陸地殻(たいりくちかく)や海洋地殻(ちかく)の下部をつくるおもな岩石と考えられている。花こう岩にともなって産出(さんしゅつ)する。◇石材(せきざい)では飛白(かすり)石,黒御影(みかげ)ともよばれる。コーチ はんれい岩は等粒状組織(とうりゅうじょうそしき)を示(しめ)す。