東南アジアの南部,小スンダ列島のティモール島の東半分と西ティモールの飛び地オクシ,付近の諸島からなる島国。政体は共和政,元首は大統領。首都ディリ。国土は山がちで,主要産業はサトウキビ・コーヒー・米などの農業,漁業。工業は未発達だがティモール海の石油・天然ガスの開発が進められている。もとポルトガル領であったが,ポルトガルの植民地解放の方針により1975年,独立派とインドネシア合併派との間で内戦が勃発。翌年,インドネシアが軍事介入し自国に併合したが,国連はそれをみとめず,独立派との戦闘がつづいた。1999年8月,国連の管理下で独立かインドネシア残留かの住民投票がおこなわれ,独立派が圧勝,国連東ティモール暫定行政機構の統治を経て,2002年5月独立。面積:1.5万km2,人口:112万。
国名の由来
ティモール島の東半分にありこの名がある。ティモールは,日が昇る場所の意味。
国旗の由来
黄色は植民地主義の主義・痕跡,赤は祖国解放のためのたたかい,黒は克服すべき蒙昧主義,白は平和,星は未来への希望を表す。