ひきつけしゅう【引付衆】 鎌倉(かまくら)・室町幕府(むろまちばくふ)の職制(しょくせい)で,おもに土地関係(かんけい)の訴訟(そしょう)を円滑(えんかつ)・公平に処理(しょり)するために,評定衆(ひょうじょうしゅう)の補助機関(ほじょきかん)としておかれたもの。1249年設置(せっち)。北条氏(ほうじょうし)一族の者がこの職(しょく)につき,しだいに権限(けんげん)を強め,評定衆(ひょうじょうしゅう)とともに幕府政治(ばくふせいじ)を運営(うんえい)するようになった。