*ひきゃく【飛脚】 江戸(えど)時代,手紙やお金・小荷物などを運んだ人。鎌倉(かまくら)時代から実用化され,江戸(えど)時代にさらに整備(せいび)された。江戸(えど)時代の飛脚(ひきゃく)には,幕府(ばくふ)の経営(けいえい)で人馬を継(つ)ぎかえた継飛脚(つぎびきゃく),各(かく)大名の大名飛脚(だいみょうびきゃく),民間(みんかん)の町飛脚(まちびきゃく)があり,五街道(かいどう)や主要(しゅよう)都市に設置(せっち)された。1871(明治(めいじ)4)年に郵便(ゆうびん)制度(せいど)が成立(せいりつ)するとなくなった。コーチ 1663年ころ幕府(ばくふ)の許可(きょか)を得(え)てできた江戸(えど)・京都(きょうと)・大阪(おおさか)をむすぶ町飛脚(まちびきゃく)は,月3度往復(おうふく)したので三度飛脚(さんどびきゃく)ともいった。