ひだかがわ【日高川(和歌山県の町)】 和歌山(わかやま)県中央部,紀伊(きい)半島西部にある町。奈良(なら)県境(きょう)から西流する日高(ひだか)川の中・下流域(いき)をしめる。町の面積(めんせき)の約(やく)9割(わり)が林野で,スギ・ヒノキ・マツなどの木材(もくざい)・備長炭(びんちょうたん)を産出(さんしゅつ)。下流部の川辺(かわべ)はミカン栽培(さいばい)がさかんで,安珍(あんちん)・清姫(きよひめ)の物語で有名な道成(どうじょう)寺がある。丹生(にう)神社の「笑い祭」は江戸(えど)時代から伝(つた)わる奇祭(きさい)。JR紀勢(きせい)本線が西端(たん)部を通り,阪和(はんわ)自動車道と結(むす)ぶ有料道路のインターチェンジがある。◇2005(平成(へいせい)17)年5月,川辺(かわべ)町と中津(なかつ)・美山(みやま)の2村が合併(がっぺい)して成立(せいりつ)。人口:1.1万(2013年)。