ヒツジ【<羊>】 せまい意味では,家畜(かちく)のメンヨウをさす。毛を毛織物(けおりもの)の原料(げんりょう)とするほか,肉用・乳(にゅう)用など用途(ようと)は広い。毛用のメリノー種(しゅ)は有名。オーストラリア・アフリカ・南北アメリカなどで多数飼(か)われている。わが国で飼養(しよう)がさかんなのは,北海道(ほっかいどう)や岩手(いわて)・福島(ふくしま)・長野(ながの)県などで,飼(か)われているヒツジの大部分が毛肉兼用(けんよう)のコリデール種(しゅ)。この種(しゅ)は毛質(もうしつ)は中級だが,からだがじょうぶで繁殖力(はんしょくりょく)が強い。◇広い意味ではヒツジ属(ぞく)やその近縁属(きんえんぞく)をふくめた3属(ぞく)9種(しゅ)の総称(そうしょう)。(哺乳類(ほにゅうるい) ウシ目(もく) ウシ科(か))