ひのとみこ【日野富子】 (1440〜1496)室町幕府(むろまちばくふ)第8代将軍(しょうぐん)足利義政(あしかがよしまさ)の妻(つま)。長い間男子がなく,義政(よしまさ)の弟義視(よしみ)を後継(あとつ)ぎとした。その直後,義尚(よしひさ)を生む。義尚(よしひさ)を将軍(しょうぐん)にするため山名宗全(やまなそうぜん)とむすび,義視(よしみ)と後見人細川勝元(ほそかわかつもと)と対立,応仁(おうにん)の乱(らん)の一因(いん)となった。富子(とみこ)は,関所(せきしょ)をもうけて課税(かぜい)し,高利貸(こうりが)し・米相場にも手をだし,経済(けいざい)を混乱(こんらん)させた。