ひばく【被曝】 「曝(さら)される」の意味で,放射線(ほうしゃせん)をあびること。原爆(げんばく)などの核兵器(かくへいき)によるものは,熱線(ねっせん)や衝撃波(しょうげきは)もふくめて「被爆(ひばく)」の字を使う。外部被曝(ひばく)と内部被曝(ひばく),また全身被曝(ひばく)と部分被曝(ひばく)に分けられる。外部被曝(ひばく)は体の外から放射線(ほうしゃせん)を受けることで,γ(ガンマ)線と中性子(ちゅうせいし)線が問題になる。内部被曝(ひばく)は放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)を食べ物とともに食べたり,ちりとして吸(す)い込(こ)んだりして体内にとりこむことをいい,特(とく)にα(アルファ)線とβ(ベータ)線の影響(えいきょう)が大きい。いずれもさまざまな放射線障害(ほうしゃせんしょうがい)をひき起こす。被曝量(ひばくりょう)の単位(たんい)はシーベルト(Sv)を用いる。⇒放射線(ほうしゃせん),放射線障害(ほうしゃせんしょうがい),シーベルト