積乱雲などからふってくる直径5mm以上の氷のかたまり。上昇気流がひじょうに大きい積乱雲の中の0℃以下の層で,過冷却水滴(0℃以下でもこおらない水滴)をとらえて大きくなった氷晶が何回もふきあげられてさらに大きくなり,落下してきたものがひょうである。夏の雷雨に多く,農作物に大きな被害をあたえる。とくに葉物(葉を食べる野菜)や果実は,大被害を受けることが多い。形は球や円盤状が多く,内部は全部透明な氷の場合や白色の氷と透明な氷の層が交互に球状に重なっている場合もある。
コーチ
直径が5mm
以下のものは雪あられ,氷あられ,
凍雨などといって
区別する。