ひょうがちけい【氷河地形】 地上を氷河(ひょうが)が広くおおっていた時代(氷河(ひょうが)時代あるいは氷期)に氷河(ひょうが)の侵食(しんしょく)やたい積作用によってつくられた地形。氷河(ひょうが)が谷の壁面(へきめん)と底面(ていめん)をけずるとU字谷,谷の源流(げんりゅう)部をけずるとおわんを半分に切ったような形のカール(圏谷(けんこく))ができる。氷河(ひょうが)の末端(まったん)部には氷河(ひょうが)がけずりとって運んできた岩片(がんぺん)がたまる(たい石堤(せきてい)またはモレーン)。◇氷河(ひょうが)ののこした地形やたい石,谷の側面(そくめん)の岩につけた氷河(ひょうが)のひっかききず(擦(さっ)こん)から過去(かこ)の氷河(ひょうが)の分布(ぶんぷ)や流動方向を知ることができる。