*ひらたあつたね【平田篤胤】 (1776〜1843)江戸(えど)時代末期(まっき)の国学者。出羽(でわ)国(秋田(あきた)県)の生まれ。本居宣長(もとおりのりなが)の著書(ちょしょ)を読んで感激(かんげき)し,夢(ゆめ)のなかで宣長(のりなが)のゆるしを得(え)たといって,「宣長没後(のりながぼつご)の門人」をとなえ国学の研究にはげんだ。そして,師(し)の古道説(せつ)を宗教的(しゅうきょうてき)な復古(ふっこ)神道に発展(はってん)させ,日本は最(もっと)もすぐれた神の国であると主張(しゅちょう)した。コーチ このような考えは,やがて尊王(そんのう)思想とむすびついて,幕末(ばくまつ)の尊王攘夷(そんのうじょうい)運動に影響(えいきょう)をあたえた。