ヒラタドロムシ 渓流(けいりゅう)の石の下などに多く見られ,灯火(とうか)にもよくくる小型(こがた)の甲虫(こうちゅう)。体は暗褐色(あんかっしょく)で平たく,前羽の表面には褐色(かっしょく)の毛が密(みつ)に生えている。めすは6〜7月(がつ)に川の水にもぐって石の下などに産卵(さんらん)する。幼虫(ようちゅう)は水中の石に付着(ふちゃく)し,藻類(そうるい)を食べて生育する。翌年(よくねん)の5月に岸にあがり,小石と土の間などでさなぎになる。体長(たいちょう):5.5〜8.7mm。見(み)られる時期(じき):7〜8月(がつ)。分布(ぶんぷ):本州(ほんしゅう)・四国(しこく)・九州(きゅうしゅう)。(昆虫類(こんちゅうるい) コウチュウ目(もく) ヒラタドロムシ科(か))コーチ 幼虫(ようちゅう)はややよごれた水中にすみ,水のよごれの指標(しひょう)ともなる。