**ひりょう【肥料】 農業・園芸(えんげい)などで,植物を育てるとき,土壌(どじょう)中に不足(ふそく)しがちな養分(ようぶん),または葉・花・果実(かじつ)など,とくに発達(はったつ)させたい部分に必要(ひつよう)な養分(ようぶん)を,吸収(きゅうしゅう)されやすい状態(じょうたい)にしてあたえるもの。窒素(ちっそ)・リン酸(さん)・カリは肥料(ひりょう)の3要素(ようそ)とよばれ,とくに主要(しゅよう)なものである。また,ふん尿(にょう)・たい肥(ひ)・草木灰(ばい)などを天然肥料(てんねんひりょう),硫安(りゅうあん)・過(か)リン酸(さん)石灰(せっかい)・塩化(えんか)カリなどを化学肥料(ひりょう)(金肥(きんぴ))とよぶ。◇土壌(どじょう)の酸性(さんせい)度を調節(ちょうせつ)する目的(もくてき)に用いる肥料(ひりょう)もある。