*びわほうし【琵琶法師】 琵琶(びわ)という楽器(がっき)をひき,語り物を聞かせることを職業(しょくぎょう)とした盲目(もうもく)の僧(そう)。平安時代の中ごろ,中国からつたわった琵琶(びわ)をひく法師(ほうし)がいたが,鎌倉(かまくら)時代には『平家物語(へいけものがたり)』などの軍記物(ぐんきもの)を琵琶(びわ)にあわせて語ることを職業(しょくぎょう)とするようになった。15世紀(せいき)ごろ,京都(きょうと)だけでも500〜600人いたといわれる。