ふじわらのもとつね【藤原基経】 (836〜891)平安時代中期の政治(せいじ)家。藤原長良(ふじわらのながら)の子で,おじの良房(よしふさ)の養子(ようし)。陽成天皇(ようぜいてんのう)の摂政(せっしょう)をへて,887年宇多天皇(うだてんのう)の即位(そくい)とともに最初(さいしょ)の関白(かんぱく)(摂政(せっしょう)とともに,天皇(てんのう)の代理をつとめる役職(やくしょく))の職(しょく)につき,藤原氏(ふじわらし)の勢力(せいりょく)をますますかためた。『文徳実録(もんとくじつろく)』編(へん)さんの中心人物。