*ふじんかいほううんどう【婦人解放運動】 女性(じょせい)の地位(ちい)の向上をめざす運動。明治(めいじ)時代の女性(じょせい)の社会的地位(しゃかいてきちい)は,男性本位(だんせいほんい)の封建的(ほうけんてき)な家族制度(せいど)のなかで不当(ふとう)にひくかったため,婦人(ふじん)たちが自らを解放(かいほう)し,男女平等を実現(じつげん)することを目標(もくひょう)とした。女性(じょせい)の社会的進出(しゃかいてきしんしゅつ)がすすみ,民主主義(みんしゅしゅぎ)的風潮(てきふうちょう)のあった大正時代からとくにさかんになり,労働(ろうどう)運動に呼応(こおう)して婦人参政権獲得(ふじんさんせいけんかくとく)に努力(どりょく)した。