南アフリカ共和国の楽器。1mほどあるラッパの一種で,「レパタタ」ともいわれる。1910年ころに教会の牧師が祈りをささげるためにレイヨウの角を吹き鳴らしたのにはじまるといわれるが,発明者を名のる人間もいて,起源はさだかでない。象の鳴き声のような大きな音が出,音階調整用のしくみはない。1980年代からサッカーの試合の応援に使われるようになり,1990年代にプラスチック製のものが登場してから一気に普及した。2010年のサッカー・ワールドカップ南アフリカ大会で世界中に知られるようになったが,あまりに音が大きいので,ほかのスポーツの試合やイベントでは禁止されていることも多い。