ブルーギル 原産(げんさん)は北アメリカで,日本には1960(昭和35)年に移入(いにゅう)され,いまでは各地(かくち)の湖や池,川にすんでいる魚。えらぶたに青いはん点があるのが特徴(とくちょう)。水生昆虫(こんちゅう)・エビ・水草などのほか,魚の卵(たまご)や小魚を食べるため,フナやタナゴなどの在来種(ざいらいしゅ)に大きな脅威(きょうい)となっている。産卵(さんらん)期のおすは,砂泥底(さでいてい)にすりばち状(じょう)の巣(す)をつくり,めすをよびいれて卵(たまご)をうませる。おすは巣(す)を中心になわばりをもち,巣(す)のまわりを泳いで卵(たまご)や稚魚(ちぎょ)を保護(ほご)する。全長10〜25cm。分布(ぶんぷ):全国各地(かくち)。(硬骨魚類(こうこつぎょるい) スズキ目 サンフィッシュ科)