*プロレタリアぶんがく【プロレタリア文学】 資本主義(しほんしゅぎ)社会において,プロレタリア(労働(ろうどう)者)の階級的自覚(かいきゅうてきじかく)と要求(ようきゅう),その思想・感情(かんじょう)をえがいた文学。第一次世界大戦(たいせん)後に労働(ろうどう)運動・社会主義(しゅぎ)運動がさかんになるにつれて,雑誌(ざっし)『種蒔(たねま)く人』『文芸戦線(ぶんげいせんせん)』『戦旗(せんき)』などがあいついで出され,徳永直(とくながすなお)や葉山嘉樹(はやまよしき)・小林多喜二(こばやしたきじ)らが活躍(かつやく)したが,昭和時代初期(しょき)の思想弾圧(だんあつ)によって,その力をうしなった。