ぶんらく【文楽】 (1)広い意味で人形浄瑠璃(じょうるり)一般(いっぱん)をさす。(2)せまい意味で大阪(おおさか)の文楽座(ぶんらくざ)および,その一座(いちざ)の人形浄瑠璃(じょうるり)をいう。義太夫節(ぎだゆうぶし)の伴奏(ばんそう)であやつる日本独特(どくとく)の人形劇(げき)で,寛政(かんせい)年間(1789〜1801年)に阿波(あわ)(徳島(とくしま)県)出身の植村文楽軒(うえむらぶんらくけん)が,それまでの人形浄瑠璃(じょうるり)の伝統(でんとう)を受けついで興行(こうぎょう)したのが始まり。