へいろ【平炉】 鋼(こう)をつくるための,平たくてあさい形をした一種(いっしゅ)の反射炉(はんしゃろ)。この中に原料(げんりょう)として溶鉱炉(ようこうろ)からとりだした銑鉄(せんてつ)やくず鉄・酸化(さんか)鉄・石灰石(せっかいせき)を入れ,空気と発生炉(ろ)ガスの混合(こんごう)ガスを送って燃(も)やした炎(ほのお)で熱(ねっ)する。燃料(ねんりょう)と時間がかかるが,質(しつ)のよい鋼(こう)がつくれる。◇日本では,転炉(てんろ)の発達(はったつ)により使われなくなった。