へいわきょうぞん【平和共存】 資本主義諸国(しほんしゅぎしょこく)と社会主義諸国(しゅぎしょこく)とは,政治(せいじ)・経済(けいざい)・社会の上で大きなちがいがあるが,たがいに平和的(へいわてき)に生きていこうという考え。核兵器(かくへいき)を用いる全面戦争(せんそう)が両ブロックにとって破滅(はめつ)につながるところから,それをさけるために主張(しゅちょう)された。1956年のソ連共産党(れんきょうさんとう)第20回大会において,フルシチョフがソ連(れん)の外交路線として打ち出した。コーチ 現在(げんざい)では,資本主義(しほんしゅぎ)国家と社会主義(しゅぎ)国家との対立は大きくやわらいでいるが,ちがった民族(みんぞく)・宗教(しゅうきょう)の間での平和共存(きょうそん)がたいせつな問題となっている。