秋の南天に見える星座。天馬ペガススの体の前半分が表された星座。頭の部分のすぐそばには,小さなこうま座がある。α,β,γの各星と,となりのアンドロメダ座のα星とでつくる四辺形はペガススの大四辺形として有名であり,またそのγ星とアンドロメダ座α星をむすんだ1辺は,ほぼ赤経0時の時圏(天球上の天体と,天の北極・天の南極を結ぶ大円)に近い。鼻先にあたる位置に球状星団M15がある。また,この星座を放射点とする流星群がある。
コーチ
「ペガサス
座」ではないので,
星座名を
読み
書きするときは
注意が
必要。
〔星座の探し方〕
9月
中旬の0
時ごろ,10月
中旬の22
時ごろ,11月
中旬の20
時ごろに,
頭のほぼ
真上に
見えるようになる。ペガススの
大四辺形は
見つけやすい。
〔星座に関する神話〕
つばさがある
天馬ペガススは,
勇士ペルセウス
王子が
妖怪メドゥーサの
退治で,その
首を
切り
落としたときに
飛び
散った
血が
岩につき,そこからいななきながら
飛び
出してきたとされる。
体は
雪のように
白く,つばさは
銀色で,その
美しいつばさを
広げて
空を
自由に
飛ぶことができる。ペルセウス
王子がアンドロメダ
王女を
化け
物クジラから
救うとき,
天馬ペガススにまたがり,
空からかけおりてきた。その
後ペガススは,ベレロフォーンという
若者とともに
怪物退治の
大冒険に
出かけ,
最終的に
天にかけのぼって
星座になったといわれている。