ペクチェ【百済(くだら)】 朝鮮(ちょうせん)の古代の国(?〜660)。「くだら」「ひゃくさい」ともいう。三韓(さんかん)のうち馬韓族(ばかんぞく)が,4世紀(せいき)中ごろ今のソウルの近くにたてたが,北の高句麗(コグリョ)に攻(せ)められ,6世紀(せいき)には半島南西部に中心をうつした。この間,高句麗(コグリョ)・新羅(シルラ)とたたかうために,中国や日本とむすんだが,660年,新羅(シルラ)・唐(とう)の連合軍(れんごうぐん)に攻(せ)められてほろんだ。このとき大和政権(やまとせいけん)は,百済復興(ペクチェふっこう)のために大軍(たいぐん)を送り,白村江(はくすきのえ)の戦(たたか)いで大敗(たいはい)した。コーチ 仏教がさかんで,僧(そう)や技術(ぎじゅつ)者など多くの人が,百済(ペクチェ)から日本に渡来(とらい)した。