ヘス(ハリー=) (1906〜1969)アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の地質(ちしつ)学者。潜水艦(せんすいかん)に乗り組んで重力測定(そくてい)の仕事をした後,プリンストン大学の地質(ちしつ)学の教授(きょうじゅ)となる。海洋地質(ちしつ)学,島弧(とうこ)における重力異常(いじょう),造岩鉱物(ぞうがんこうぶつ),かんらん岩についての研究など数多くの論文(ろんぶん)を発表した。1961年『海洋底(てい)の歴史(れきし)』という論文(ろんぶん)を発表し,中央海嶺(かいれい)で海洋底(てい)がつくられ,海溝(かいこう)で海洋底(てい)がしずみこむという考えをのべて,ディーツとともにプレートテクトニクス理論(りろん)を先導(せんどう)した。