ベドウィンぞく【ベドウィン族 】 アラビア半島を中心とする西アジアや北アフリカの乾燥地域(かんそうちいき)で,おもにラクダを飼育(しいく)する遊牧民(ゆうぼくみん)。羊またはラクダの毛のテントに住み,冬の雨季(うき)は砂漠(さばく)に,夏の乾季(かんき)は泉(いずみ)や井戸(いど)のある耕作(こうさく)地付近(ふきん)に移動(いどう)する。第二次世界大戦(たいせん)後は,独立(どくりつ)国がふえて国境(こっきょう)をこえての遊牧(ゆうぼく)がむずかしくなったことなどから,農耕民(のうこうみん)となって定着するものが増加(ぞうか)している。◇ベドウィンとは「砂漠(さばく)や荒野(こうや)に住む人」の意。