旧ソ連の末期に,ゴルバチョフがすすめた改革。「たてなおし」の意味。旧ソ連では,共産党の一党支配と中央から指令をだして動かす経済の体制が,非能率や技術のおくれを生んでいた。1985年に共産党書記長に就任したゴルバチョフは,翌年ペレストロイカをうちだした。
(1)情報の公開,
(2)議会の民主化,
(3)市場原理のとりいれ,
(4)アメリカ合衆国との協調・軍縮
などで,東ヨーロッパの民主化に勇気をあたえ,冷戦の終結をも実現した。しかし国内では経済が混乱し,民族紛争に火をつけて,1991年にはソ連の解体をもたらした。