へんこうけんびきょう【偏光顕微鏡】 光源(こうげん)からの光を偏光(へんこう)板によりいったん偏光(へんこう)にして,その光を用いて薄片(はくへん)を観察(かんさつ)する顕微鏡(けんびきょう)で,対物レンズの上にもう1つの偏光(へんこう)板をそなえている。おもに岩石や鉱物(こうぶつ)を見るのに用いるので,岩石顕微鏡(けんびきょう)または鉱物顕微鏡(こうぶつけんびきょう)ともいい,鉱物(こうぶつ)の偏光(へんこう)に対して示(しめ)す性質(せいしつ)を調べる。薄片(はくへん)の厚(あつ)さは,ふつう0.03mm程度(ていど)である。