ほう【法】 (1)社会生活の秩序(ちつじょ)をまもるためのきまり(規範(きはん))のこと。法律(ほうりつ)より広い意味で使われる。法(ほう)をその成立(せいりつ)の面から区別(くべつ)すると,人為(じんい)によらず自然(しぜん)に成立(せいりつ)する自然法(しぜんほう)と人為的(じんいてき)に特定(とくてい)の時代・社会で行われる実定法(ほう)に分けられる。また,文章で書き表されている成文法(せいぶんほう)と書き表されていない不文法(ふぶんほう)に分類(ぶんるい)することもできる。(2)仏教(ぶっきょう)で,仏(ほとけ)の教え(仏法(ぶっぽう)・仏教(ぶっきょう)),仏(ほとけ)の教えをしるした経典(きょうてん),物の本性(せい)・真理・道などをいう。