ほうき【伯耆国】 鳥取(とっとり)県西部の旧(きゅう)国名。山陰道(さんいんどう)の1国。国府(こくふ)と国分寺(こくぶんじ)は今の倉吉(くらよし)市におかれた。略称(りゃくしょう)「伯州(はくしゅう)」室町(むろまち)時代には山名氏(やまなし)が守護(しゅご)となったが,関ヶ原(せきがはら)の戦(たたか)い後に米子(よなご)・矢橋(やはし)・黒坂(くろさか)の諸藩(しょはん)がおかれた。1617年,池田光政(いけだみつまさ)が鳥取(とっとり)32万石(ごく)の藩主(はんしゅ)となったが,のち岡山藩主池田光仲(おかやまはんしゅいけだみつなか)と交替(こうたい)し,以後(いご),その子孫(しそん)が藩主(はんしゅ)となった。