ほうけんせいど【封建制度】 (1)中世ヨーロッパや日本の鎌倉(かまくら)〜江戸(えど)時代,土地をなかだちとしてむすばれた主従関係(しゅじゅうかんけい)にもとづく社会のしくみ。主君(国王や将軍(しょうぐん))が家臣(かしん)(諸侯(しょこう)や大名など)に領地(りょうち)をあたえて保護(ほご)するのに対し,家臣(かしん)は家来(けらい)として仕えることをちかい,従軍(じゅうぐん)の義務(ぎむ)を負った。ただし日本の場合,ヨーロッパにくらべて家臣(かしん)の義務(ぎむ)が重かった。(2)古代中国の周(しゅう)王朝で,王の一族や手がらのあった家来(けらい)を諸侯(しょこう)とし,領地(りょうち)をあたえておさめた政治(せいじ)のしくみ。